NPO法人農都会議 農都交流・地域支援Gがサポートしている「いばらき里山・バイオマス協議会」は、6月9日(土)第1回総会・大会を開催しました。

6月9日いばらき協総会・大会

会場の石岡市八郷の「朝日里山学校」に、20数名の参加者が集まりました。
第1部は、大会でした。最初に、一般社団法人エネルギーから経済を考える経営者ネットワーク会議理事・事務局長、合同会社小田原かなごてファーム業務執行役員の小山田大和氏より、先進事例の紹介として「気と水めぐる仙人の里・寄(やどりぎ)」のテーマで講演がありました。

 

6月9日いばらき協総会・大会

小山田氏は、神奈川県松田町のミカン畑をジュースやゼリー等の」ブランディングにより再生していること、小田原市曽我などの畑や水田の所有者の依頼でソーラーシェアリング事業を始めていることなど、休耕地の活用により地域活性化を進めていることを熱くお話しされました。
石岡市に関しては、科学技術振興機構の未来シュミレータによれば市のエネルギー支出額は48.5億円/年である。地産地消を進めて現在の自給率13.95%を高めれば、市外への購入費流出を止め、その資金を地域のために使うことができる、などと説明されました。

6月9日いばらき協総会・大会

続いて、株式会社スズラン企画常務取締役の池田寛氏より、「森林育成とカーボンオフセット」のテーマで講演がありました。
池田氏は、管理林の施業や石岡市とカーボンオフセット協議会の活動のお話を交え、茨城県南部の間伐搬出の現状・課題について説明されました。

6月9日いばらき協総会・大会

第2部は、いばらき里山・バイオマス協議会の第1回総会が開かれました。
総会参加の会員数の確認の後 原田会長より、2018年度事業・予算計画の案と会則・細則の修正案の説明があり、参加会員の満場一致で議案は承認されました。

→いばらき里山・バイオマス協議会 会則・細則 6/9修正版(PDF)

一行は、朝日里山学校で調理している手打ちそばの昼食をとり、第3部のフィールドワークへ向かいました。
行先は、ちょうど3年前のつくばフィールドワークの視察先の石岡市瓦谷地区のスズラン企画の管理林でした。池田氏より、その後の施業の説明をしていただきました。

6月9日いばらき協総会・大会
6月9日いばらき協総会・大会

最後に、株式会社カタログハウス ソロー事業部の研修・体験施設を見学し、フィールドワークは終了しました。